KOHARU日和

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【太宰治】太宰は人間失格なのか?破滅的な人生の中で綴られた名言達

1948年6月13日は太宰治が亡くなった日です。

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Wikipediaより引用

太宰治の人生とその魅力

太宰治の作品は、時に「はしかにかかるようだ」と例えられます。

 

自己破滅型の私小説作家と言われるほど、太宰の人生は破天荒でした。恋愛遍歴、度重なる自殺未遂、薬物依存。正妻と子どもがいながら、愛人との間に子どもを作り、更に別の愛人と入水自殺してしまいます。

 

しかし世に送る小説は人々の心を捉えます。ハッピーエンドで終わるのは『走れメロス』くらい。『津軽』、『お伽草紙』、『斜陽』、『人間失格』など、人間の影の部分をさらけ出す作品は、まるではしかのように若者の心に刺さりました。今でも根強いファンが多く、私もはしかにかかった1人です。

破滅的な人生だからこそ生まれた太宰治の名言

読み終えると暗~い気持ちになるのですが、なぜか他の作品を読みあさってしまいます。太宰治の作品は依存症に近いかもしれません。私が好きな言葉を集めてみました。

 

君のような秀才にはわかるまいが、「自分の生きていることが、人に迷惑をかける。僕は余計者だ」という意識ほどつらい思いは世の中に無い。
『パンドラの匣(はこ)』

 

大人とは、裏切られた青年の姿である。
『津軽』

人を疑い、失敗を繰り返し、臆病になる。それが大人なのかも。

 

てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。
「新ハムレット」

 すごくわかる…。

 

私は確信したい「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」と。
「斜陽」

これを言い切れるのはカッコイイ。

 

男って、正直ね。何もかも、まる見えなのに、それでも、何かと女をだました気で居るらしいのね。犬は、爪を隠せないのね。
『火の鳥』

今話題のあの人に聞かせてあげたい。

 

僕は今まで、説教されて、改心したことが、まだいちどもない。説教している人を、偉いなあと思ったことも、まだ一度もない。
『正義と微笑』

思い返すとそうかもしれない。

 

親が無くても子は育つ、という。私の場合、親が有るから子は育たぬのだ。
『父』

いつまでも子どもにくっついている親が、子どもをダメにしているのかも。

 

人間三百六十五日、何の心配も無い日が、一日、いや半日あったら、それは仕合せな人間です。
「ヴィヨンの妻」

 コロナが流行る前は響かなかった「当たり前の日常」。

 

また読み返したくなりました。

 

名言だけ読みたい方にはこちらがオススメです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。