本日は5月5日。こどもの日です。
ずっと家に閉じ込められ、学校に行けない子どもたちが気の毒でなりません。
早くコロナが消えることを祈りつつ、全国の子どもたちの健やかな成長を願います。
〈目次〉
2020年の5月5日は二十四節気の「立夏」
今日は二十四節気の1つ「立夏」です。春分と夏至の中間で、今日から夏。
「二十四節気ってなあに?」と聞かれることがあります。
「北海道はまだ寒いのに夏?」
「東京はとっくに30°超えてるよ。もっと前から夏じゃない?」
という疑問が湧くのは当然です。
二十四節気は地球の運行、昼と夜の時間で季節を分けたもの。
まず1年を春夏秋冬の4つに分けます。
それを更に6つに分けたもの。不変の暦です。
今は地球環境の変化や温暖化で季節感がおかしくなっていますが、二十四節気を意識することで本来あるべき状態がわかります。
「八十八夜」も過ぎて風薫る時期。水田では蛙が鳴き始め、土からみみずが出てきます。たけのこが土から顔を出す時期ともいわれています。
今日は「こどもの日」。 端午の節句とは?五月人形の意味は?
5月5日はこどもの日。「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨の祝日です。
「端午の節句」でもあります。季節柄菖蒲の節句とも呼ばれ、菖蒲が「尚武」や「勝負」を連想させ、菖蒲の葉の形が剣を連想させることなどから、昔から男子の健やかな成長を祈願する日になりました。
金太郎や武蔵坊弁慶を模した五月人形、鎧、兜、刀、武者人形などを飾るのはそのためですね。
なぜ鯉のぼりを揚げるようになったのか?
鯉のぼりは中国の故事に由来しています。
黄河の急流に竜門と呼ばれる滝がありました。この滝を多くの魚が登ろうとしますが鯉だけが登り切り、竜になることができたというお話です。以来「鯉の滝登り」は立身出世の象徴になりました。「登竜門」という言葉もここから来ています。
日本では江戸時代に始まったようです。将軍家に男の子が生まれると家紋のついた旗や幟(のぼり)を立てて祝っていました。次第に武家に広がり、男の子が生まれると幟を立てるようになったみたいです。
今は「こどもの日」だから、女の子も一緒にお祝いしましょう。
ハッピーホルモン「オキシトシン」で幸せに
せっかくの祝日がコロナのせいで台無し。誰もが自宅にこもる生活を余儀なくされています。本来なら実家に帰省し、お寿司や焼き肉で盛り上がっている家庭が多かった事でしょう。
先日のNHK「ためしてガッテン!」で、ハッピーホルモンについて特集していました。スウェーデンなど諸外国では早くから注目されていたようですが、「オキシトシン」というホルモンが出ると人間には幸せを感じるというものです。
オキシトシンのパワー
女性の妊娠や出産に関わるホルモンとして認知されていましたが、研究が進むにつれてオキシトシンのスゴいパワーがわかってきました。
幸せな気分になる。
脳・心が癒され、ストレスが緩和する。
人への信頼感が増す。不安や恐怖心が減少。
認知症の人も穏やかになる。
学習意欲と記憶力向上。
社交的で人と関わりたくなる。
別名を「幸せホルモン」「癒しホルモン」「恋愛ホルモン」「抱擁ホルモン」「思いやりホルモン」「信頼ホルモン」「絆ホルモン」ともいいます。
とにかく良いことだらけ。ではどうするとこのホルモンが分泌されるかというと、
ハグすること
長いこと家に閉じ込められている子ども達には、ハグが一番。
恥ずかしいと言われても構わず、ギューッとしてあげてください。
独身の人、恋人がいない人はどうすればいい?
パートナーがいる人はたくさんスキンシップをとってください。
相手がいない場合でも、電話で友達とおしゃべりする、誰かにプレゼントを贈る、家族団らん、知人に料理を作るなどでもオキシトシンが分泌されます。外出自粛が解除されたら友達と食事をしたり、カラオケにいくのも良いですね。
今一番心配なのは高齢者の「孤立」
外出自粛の社会では、一人暮らしの高齢者が心配です。
毎年ゴールデンウィークに子どもや孫の顔を見るのが楽しみだった人がたくさんいたことでしょう。
オキシトシンは電話するでけでも分泌されることが研究で証明されました。
「リモート帰省」なんて言葉がありましたが、お年寄りにスマホを持ってLINEとか、パソコンでZOOMなんて無理な話。
画像は無くても、声を聞かせるだけで十分幸せを感じられるそうです。
今日は実家の親に電話をかけましょう。
子どもがいる人は孫の声を聞かせることができるとより良いです。
子ども達もおじいちゃん、おばあちゃんの声を聞くとオキシトシンが出ることでしょう。
有名な医学雑誌『ランセット』にも記載があります。
more frequent telephone contact
(もっと頻繁に電話をかけよう)
世界中が新型コロナウイルスに振り回される中、電話を掛け合って幸せを感じ、この難局を乗り切りましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。