こんにちは。ミツアキです。
4月29日は「昭和の日」。祝日です。
現在は平成を経て令和になりましたが、過去にない国難が日本・世界中を襲っています。今こそ歴史上60年以上続いた昭和を振り返ってみたいと思います。
〈目次〉
昭和の概要
1926年(大正15年)12月25日、大正天皇が崩御しました。同じ日から昭和と改元されたので、昭和元年は1週間だけ。ここから昭和の長い歴史が始まりました。
第二次世界大戦という最大の出来事を経験し、GHQによる占領、高度経済成長期を経て安定した時代、バブル経済と突き進みます。
1989年(昭和64年)1月7日午前6時33分、昭和天皇が崩御されるまで昭和は続きました。
私は昭和46年生まれ。最も平和で日本が「一億総中流」といわれた時代です。
我が家にはカラーテレビや冷蔵庫、洗濯機が備え付けられていました。
祖父母に戦後の大変さや開拓時代の話を聞くたびに、「いい時に生まれたなあ」と感じたものです。
小学校は1学年で40人学級が6クラス。中学・高校も8組まであったので、各学校1000人以上の生徒がいました。少子化の今では考えられません。
昭和の経済
大正時代に第一次世界大戦(1914~1919)があり、最初は好景気。しかし復興した諸外国が生産力を回復し、輸出が減少して経済は後退。関東大震災や東北地方の大凶作などが重なり昭和恐慌が襲いました。東北から身を売られた「おしん」はこの時代ですね。
そんな時に1929年(昭和4年)、アメリカから世界恐慌が起こります。ニューヨークのウォール街で株価の大暴落したことが原因でした。日本中に失業者が溢れます。(今後、コロナによる大不況はこの時代に例える人が多いですね。ちょっと怖いです。)
世界中が深刻な経済不況に陥ったことで、日本は軍部が暴走。満州事変から太平洋戦争へと向かってしまいます。ドイツではヒトラー率いるナチスが誕生。未曾有の大戦争に突入しました。
1945年8月15日のポツダム宣言まで、日本だけで300万人以上が亡くなったと推定されています。世界では2千万人から3千万人(実数不明)の死者を出したと言われています。
しかし日本人はここから立ち直るんですよね。
戦後の昭和30年代からは農地改革や労働改革、インフラの整備など奇跡的な速度で経済が復興。昭和45年度にはGNP(国民総生産)が70兆円を超え、世界第二位の経済大国になるのです。
この時代を生きた人たちの根性は半端じゃない。
誰もがひたすら働きまくってくれたおかげで、今の私たちが生活できていると言っても過言ではありませんね。日本の礎を作ってくれた方々に感謝です。
64年という昭和を振り返るにはあまりに短いですが、常に歴史は忘れないようにしたいです。これから令和という時代がどうなっていくのか、誰にもわかりません。
戦後に復興した日本人のDNAが私たちには流れています。
どんな困難が襲っても、私たちは必ず立ち直ることができる。
昭和の日に改めてそう思えました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。