おはようございます。ミツアキです。
1980年5月23日(日本では24日)、黒澤明監督が『影武者』でカンヌ国際映画祭のパルムドール賞を獲得しました。
黒澤明監督と作品
『影武者』は、戦国時代に武田信玄の影武者として生きる運命を背負わされたに小泥棒の悲喜劇を描いた作品です。当時の日本映画歴代興行成績の1位を記録しています。
黒澤明監督は日本を代表する偉大な映画監督。スティーヴン・スピルバーグやジョージ・ルーカスも尊敬する監督と公言しています。
代表作は『赤ひげ』、『デルス・ウザーラ』、『羅生門』、『七人の侍』、『生きる』、『蜘蛛巣城』、『用心棒』、『どん底』、『隠し砦の三悪人』、『悪い奴ほどよく眠る』、『椿三十郎』、『天国と地獄』、『乱』など多数。世界的な名作ばかりです。
『天国と地獄』 予告篇
『乱』 予告篇
日本映画でパルムドール賞を獲得した映画
カンヌ国際映画祭は1946年にフランス政府が開催して始まった、最も有名な国際映画祭です。パルムドール賞はその最高賞ですから、本当に名誉ある賞と言えます。
パルムドール賞を獲得した日本映画は以下の通りです。
1954年 『地獄門』:衣笠貞之助監督
1980年 『影武者』:黒澤明監督
1983年 『楢山節考』:今村昌平監督
1997年 『うなぎ』:今村昌平監督
2018年 『万引き家族』: 是枝裕和監督
カンヌ国際映画祭受賞作品(日本の映画
1960年 『鍵』市川崑監督:審査員特別賞
1963年 『切腹』小林正樹監督:審査員特別賞
1964年 『砂の女』勅使河原宏監督:審査員特別賞
1965年 『怪談』小林正樹監督:審査員特別賞
1978年 『愛の亡霊』大島渚監督:監督賞
1987年 『親鸞 白い道』三國連太郎:審査員賞
1990年 『死の棘』小栗康平監督:審査員特別グランプリ
2004年 『誰も知らない』柳楽優弥:男優賞
2007年 『殯の森』河瀬直美監督:審査員特別グランプリ
2013年 『そして父になる』是枝裕和監督:審査員賞
ある視点部門受賞
2008年 『トウキョウソナタ』黒沢清監督:審査員賞
2015年 『岸辺の旅』黒沢清監督:監督賞
2016年 『淵に立つ』深田晃司監督:審査員賞
2016年 『レッドタートル ある島の物語』スタジオジブリ制作、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督:特別賞
その他の受賞
1997年 『萌の朱雀』河瀬直美監督:新人監督賞(カメラ・ドール)
世界に評価された名作が揃っています。半分も観てないなあ。
全部観たいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。