ハロウィンの出来事
毎年ハロウィンの時期は楽しみですね。
2019年の10月末に札幌へ行ったとき、駅の周辺でたくさんのお化けやゾンビに出会いました。
顔から血を流している人達に「写真撮っていいですか?」と聞いてみると快諾。
カメラを向けるとなぜか他のゾンビ達も寄ってきました。
こんな時は見ているより仮装している方が楽しそうですね。
昨年の渋谷では若者達が大騒ぎ。逮捕者まで出ています。
今年(2020年)はコロナの影響でどんなハロウィンになるでしょう。
私が子供の頃には無かった行事(私が知らなかっただけかもしれませんが…)。
ハロウィンとは仮装をして、お化けのかぼちゃを飾る日??
そんな認識しかないため、本当の起源や仮装する意味を調べてみました。
ハロウィンの起源は?
広辞苑には「諸聖人の祝日の前夜(10月31日)に行なわれる祭り。スコットランド・アイルランドに起源を持つアメリカの祝い」と書かれています。
起源は「ケルト民族」にあるとのこと。
ケルト民族は、5世紀頃までアルプス以北のヨーロッパの大部分に広く居住していた民族。やがてローマの支配下に入り、ゲルマンの圧迫によって衰退しました。
現在はスコットランド・アイルランド・ウェールズ・ブルターニュ等に散在しているそうです。(ラグビーの強いところですね。)
妖精伝説や多くの民話・神話があることで知られています。
日本の元日は1月1日ですが、ケルト人は11月1日。
10月31日は日本の大晦日に当たります。
ケルト民族では1年が終わる10月31日の夜、亡くなった人の霊が家族を訪ねてくると信じられていました。
そのため、同じ時期に出てくる魔女や悪霊から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火をしていたそう。これがハロウィンの始まりということです。
かぼちゃのオバケ、ジャック・オー・ランタン (Jack-o'-Lantern)とは
ハロウィンといえば「おばけカボチャ」。
ジャック・オー・ランタン(Jack-o'-Lantern)です。
オレンジ色のカボチャをくり抜いて顔を作り、中にろうそくを立てて家の前に飾ります。
これは霊が集まってくる日に、悪い霊を怖がらせて追い払うためです。
本来の伝説は、生きているときにだらしない人生を送った人が亡くなり、その魂が死後の世界への立ち入りを拒否されてしまいます。
彼は転がっていたカブをくり抜いて悪魔からもらった石炭を入れ、ランタンとしてさまよい歩く。この姿が「ジャック・オー・ランタン」というのもです。
成仏(?)できない霊を表現していると思うと、ちょっと怖い感じがします。
「トリック・オア・トリート(Trick or treat.)」の意味
アメリカやヨーロッパでは、ハロウィンの日にお化けや魔女の仮装をして近所の家を訪ねる風習があります。(最近は日本でもやってますね。)
そこで「トリック・オア・トリート(Trick or treat.)」と唱えるとお菓子をもらえます。
「トリック・オア・トリート」とは、
「お菓子をくれないとイタズラしちゃうよ」
という意味。なんとも可愛らしい。
こんな子達が訪ねてくるならたくさんお菓子を用意して待ってますね。
子供たちはもらったお菓子を持ち帰り、ハロウィン・パーティを開きます。
自粛、自粛で気が滅入りそうな昨今、ハロウィンの日くらい子ども達が 楽しく過ごせることを願っています。
今年はおもしろいマスクを生かした仮装をできたらいいかも。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。