先日うれしいニュースが飛び込んできましたね。
メジャーリーグで最も優秀な投手に贈られるサイヤング賞に、シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手とミネソタ・ツインズの前田健太投手がノミネートされました。受賞できれば日本人で初めてなんです。
並み居るメジャーリーグの投手陣の中で、ファイナリスト候補3名に名前が残っただけでもスゴいことですよ。しかも日本人2人なんて夢のようです。
〈目次〉
2020年のサイヤング賞が発表されるのはいつ?
サイヤング賞の発表は、アメリカンリーグ・ナショナルリーグ共に11月11日(水)です。日本時間では11月12日午前8時(アメリカ東部時間午後6時)米テレビ局MLBネットワークで発表されます。
ちなみに他の各賞発表は次の通り(アメリカ東部時間)
・新人王 11月9日(月)
・最優秀監督 11月10日(火)
・サイヤング賞 11月11日(水)
・最優秀選手(MVP) 11月12日(木)
楽しみ~。
今年のサイヤング賞候補者は?
2020年 サイヤング賞のファイナリスト3名は、
〈アメリカンリーグ〉
〇シェーン・ビーバー(インディアンズ)
〇前田健太(ツインズ)
〇ヒャン・ジン・リュ(ブルージェイズ)
アメリカンリーグはシェーン・ビーバーが8勝(1敗)、防御率1.63、奪三振122と全てがリーグ1位の3冠を達成。サイヤング賞はほぼ確実と言われています。
〈ナショナルリーグ〉
〇トレバー・バウアー(レッズ)
〇ジェイコブ デグロム(メッツ)
〇ダルビッシュ有(カブス)
ダルビッシュ有投手は12試合に先発し、リーグ最多の8勝(3敗)。今シーズンは60試合に短縮されましたが、防御率2・01(リーグ2位)、93奪三振(リーグ4位タイ)をマークしました。
ナショナルリーグに関しては、3人のうち誰が取ってもおかしくないという評価です。
サイヤング賞とは
メジャーリーグのアメリカンリーグ・ナショナルリーグそれぞれから、その年に最も活躍した投手に贈られる名誉ある賞です。
サイ・ヤングという球史に残る大投手を称えて、1956年に制定されました。
日本の「沢村賞」のような感じ。
選出方法は、全米野球記者協会に所属している60人の記者が投票して決まります。一番身近で連日野球を観ている人達ですよね。
記者は5種類の票を投票し、最も合計点の高い選手に贈られます。
内訳は、
1位票(7点)、2位票(4点)、3位票(3点)、4位票(2点)、5位票(1点)
全米野球記者協会の公式サイトで各記者の投票内容が公表されるので、みんな納得するのでしょう。
サイヤングってどんな人だった?
サイ・ヤングは本名:デントン・トゥルー・ヤング(Denton True Young)
「サイ」はニックネームで、「サイクロン(cyclon)」の略だそうです。そのくらい球が速かったんでしょうね。
1867年3月29日生まれ、1955年11月4日に亡くなっています。
88歳かな?
サイヤングが残した記録は、
・歴代最多の通算511勝(歴代1位)。
日本の金田正一さんが400勝で誰にも破られていないから、いかにスゴいかがわかります。
他にも、
・通算先発:815(歴代1位)
・通算完投:719(歴代1位)
・通算自責点:2147(歴代1位)
・通算被安打:7092(歴代1位)
全てが桁外れですね。
まとめ
メジャーリーグの投手で最も栄誉ある賞に、日本人が2人もファイナリストとして名を残しました。私はこの事実に、ダルビッシュ有・前田健太両投手がどれだけ努力と研究を重ねてきたのかと考えるだけで脱帽です。
贅沢は言いません。
が、
もし獲得できたら最高ですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。