久しぶりに一気読みしました。
やらなければならない仕事も後回し。
次の展開が気になり睡眠時間も惜しまず、あっという間に読破です。
凪良ゆうさんの「流浪の月」はそのくらい魅力的な本でした。
2020年の本屋大賞を受賞した「流浪の月」とは
全国の本屋さんに勤める店員さん達が選ぶ本屋大賞。
たくさんの本を読んでいる方達が最もオススメする本なので信頼度が高い賞です。
「流浪の月」は2020年の本屋大賞を受賞しました。
ニュースで「幼女誘拐事件が起きて19歳の大学生が逮捕された」と聞いたら、世間の人やマスコミは騒ぎ立てるでしょう。
変態、ロリコン…
女の子がかわいそう…
しかし、本人達にしかわからないことってあるんだなあと考えさせられました。
何も事情を知らない人の思い込み。
普通はこうなるだろうという妄想。
誹謗中傷。
事実と真実は異なるということは、常に考えなければいけないということを思い知らされる小説です。
家族にしかわからない秘密の幸せ。
誰にも言いたくない事実。
周囲に溶け込めない違和感。
思いをうまく伝えられず、誤解されることがたくさんある。
「違う、そうじゃない」と心の中で叫んでいるのに理解されないつらさ。
共感することが大いにありました。
声を出せず苦しんでいる人に読んで欲しい本です。
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