おはようございます。ミツアキです。
5月19日は日本人がボクシングで初めて世界チャンピオンになった日です。
日本人初の世界チャンピオンになったボクサーは?
自分の拳だけを武器に、1対1で死闘を繰り広げるボクシング。
その姿に人は熱狂します。
日本人で初めて世界タイトルを掴んだのは白井義男さん。
1952年5月19日、世界フライ級チャンピオンのダド・マリノに判定勝ちしました。
この日を記念して2010年に日本プロボクシング協会が制定。
以降、数多くの世界チャンピオンが誕生しています。
Numberが選ぶ、伝説の激闘ベスト10は?
スポーツ総合雑誌の「Number」。
生粋のボクシングファンが選ぶ、伝説の試合が掲載されました。
ベスト10を紹介します。
10位) 辰吉丈一郎×グレグ・リチャードソン (10回TKO/1991年9月19日)
9位) 浜田剛史×レネ・アルレドンド (1回KO/1986年7月24日)
8位) 長谷川穂積×ウィラポン(第1戦) (12回判定/2005年4月16日)
7位) 井岡一翔×八重樫東 (12回判定/2012年6月20日)
6位) 輪島功一×柳済斗(第2戦)(15回KO/1976年2月17日)
5位) 大場政夫×チャチャイ・チオノイ (12回KO/1973年1月2日)
4位) 辰吉丈一郎×シリモンコン (7回TKO/1997年11月22日)
3位)薬師寺保栄×辰吉丈一郎 (12回判定/1994年12月4日)
2位)高橋ナオト×マーク堀越 (9回KO/1989年1月22日)
1位)畑山隆則×坂本博之 (10回KO/2000年10月11日)
その他試合の詳細、11位~20位については「Number web」でご確認ください。
史上初の日本人同士による世界王者統一戦
真のボクシングファンが選んだ心に残る試合で、辰吉丈一郎さんが20位以内に4試合入っています。普段はあまりボクシングの試合を観ない私でも夢中になりました。
このランキングで意外だったのが、薬師寺保栄×辰吉丈一郎 (12回判定/1994年12月4日)が3位だったことです。これが絶対1位だと思っていました。きっと通は見ているところが違うのでしょう。
薬師寺さんと辰吉さんの試合は、数ヶ月前から大きな話題でした。WBC世界バンタム級の王座統一戦だったこの試合。日本人同士による世界王者統一戦は史上初めてのことです。当時王者の薬師寺さんと暫定王者辰吉さんは試合前から舌戦を繰り広げ、日本中が試合を待ち望んでいたのです。
ここに至るまでの、辰吉さんの人気がスゴかった。
モハメッド・アリのように試合前から相手を挑発。泥臭いスタイルは「浪速のジョー」と呼ばれ、有言実行でKOする姿が本当に格好良かったです。私も大ファンでした。アンチも多かったですが、ボクサーとしてこれほど人気を集めた人はなかなかいないと思います。
浪速のジョーが勝つ姿を願っていたため、判定で薬師寺さんが勝った時は衝撃でしたが、ボクシングというスポーツのルールに則って戦った結果です。薬師寺さんが上回ったという事実を受け入れるまでは時間がかかりました。
死に物狂いで練習に明け暮れ、12ラウンドという死闘を繰り広げた2人の姿に熱いものが込み上げてきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。