KOHARU日和

見たテレビ、読んだ本、感動した映画など、日々感じたこと

「天上天下唯我独尊」ってどんな意味? お釈迦様は生まれてすぐに歩いた??

花祭りの今日、お釈迦様について調べてみました。

 

お釈迦様の謎「天上天下唯我独尊」とは?

お釈迦様が生まれたとき、「天上天下唯我独尊」と言ったと聞きました。

どんな意味なんでしょうか。

 

f:id:masal1201:20200408145126p:plain

記憶をたどると、暴走族の人たちが革ジャンの後ろに書いていたようなイメージが湧いてきます。

「この世で俺様が一番偉いんだぜ~」と言っているように思っていました。

全国制覇とか書いてるし‥。

 

調べてみると、全く違うことがわかりました。

 

 

「唯我独尊」とは「私たちだけの尊い目的」

唯我の「我」は、「私たち」ということみたいです。

俺様、私だけではない。

私たち人間に生まれたもの全て、だそうです。

 

「天上天下唯我独尊」とは、
他の動物や虫けらにはできない、
私たち人間に生まれた者にしか果たすことのできない、
たった一つの究極の目的がある、という意味なんですね。

 

だからお釈迦さまは、「どんなに苦しくても自殺してはいけません。その目的を果たすまで生き抜きなさい」と教えられているということです。

 

 

「天上天下唯我独尊」といわれるとき、7歩ずつ歩かれた

f:id:masal1201:20200408173007j:plain

お釈迦様が生まれた時、東西南北に7歩ずつ歩き、

右手を天に指して「天上天下唯我独尊」と言ったということです。

 

生まれてすぐ歩く。言葉を話す。

普通の人間ではありえません。

後世に「お釈迦様は尊い人ですよ」と教えるため、お弟子さん達が考えた逸話だと推測します。

 

しかしこの7歩に意味がありました。

 

7歩とは、正確にいうと6歩+1歩。


「6歩」は、「六道」を表します。

 

六道とは、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上 のことです。


私たちが果てしなく遠い過去から、輪廻転生を繰り返している「六道」。

 

その苦しみ迷いの「六道」を出て離れることを6歩+1歩の7歩で表されているということです。

 

この六道輪廻から離れることは、仏教を聞かなければできません。

仏教は人間に生まれたときしか聞けないため、人間に生まれた目的は、

「仏教を聞いて果てしない苦しみ迷いの輪廻を離れ、未来永遠の幸せになること」

ということです。

 

「俺様が世界で一番えらい!」とはほど遠い意味でした。

 

(参考:仏教ウェブ講座  https://true-buddhism.com/teachings/yuigadokuson/