KOHARU日和

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アビガン 中国で新型コロナウイルスに効果が認められた薬。副作用は?富士フィルム富山化学ってどんな会社?

連日世間を賑わせている新型コロナウイルス。

ついに東京オリンピックの延期が決まりました。

世界中が終息を祈り、治療薬とワクチンの完成を待望しています。

 

日本で製造された「アビガン」という薬が一躍話題に

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(ファビピラビル、画像提供:富士フイルム富山化学)

中国で新型コロナウイルスに感染した患者に投与する臨床研究を行ったところ、肺炎の症状などを改善させる効果が認められたと報告されました。

中国政府は「アビガン」を新型コロナウイルスの治療薬の1つとして、治療指針に正式に採用する方針を明らかにしたということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200322/k10012344331000.html

2020年3月22日 19時19分 NHK NEWS WEBより)

 

この薬が日本で作られたものと聞いて、ちょっと調べてみました。

 

「アビガン」ってどんな薬?

製造元の富士フイルム富山化学株式会社によると、

総称名 :アビガン
一般名 :ファビピラビル
欧文一般名: Favipiravir
製剤名 :ファビピラビル錠
薬効分類名 :抗インフルエンザウイルス剤

 

効能効果は
新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症

(ただし、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分なものに限る。)

本剤は細菌感染症には効果がない

(「2.重要な基本的注意」の項参照)。

ということです。

https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00066852
(富士フイルム富山化学株式会社)

 

インフルエンザウイルスに効果がある薬なんですね。

 

アビガンは誰にでも使えるわけではない

 今の新型コロナウイルスパニックを考えれば、夢のような薬。

しかし注意書きを見ると、重要な副作用が記されています。

 

動物実験において、本剤は初期胚の致死及び催奇形性が確認されていることから、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと(「禁忌」及び「6.妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)。

妊娠する可能性のある婦人に投与する場合は、投与開始前に妊娠検査を行い、陰性であることを確認した上で、投与を開始すること。また、その危険性について十分に説明した上で、投与期間中及び投与終了後7日間はパートナーと共に極めて有効な避妊法の実施を徹底するよう指導すること(「6.妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)。なお、本剤の投与期間中に妊娠が疑われる場合には、直ちに投与を中止し、医師等に連絡するよう患者を指導すること。

 

本剤は精液中へ移行する1)ことから、男性患者に投与する際は、その危険性について十分に説明した上で、投与期間中及び投与終了後7日間まで、性交渉を行う場合は極めて有効な避妊法の実施を徹底(男性は必ずコンドームを着用)するよう指導すること。また、この期間中は妊婦との性交渉を行わせないこと(「6.妊婦・産婦・授乳婦等への投与」及び「薬物動態 2.分布」の項参照)。

 

催奇形性とは、 妊娠中の女性が薬物を服用した時、胎児に奇形が起こる危険のことです。

これは重大な副作用。妊婦さんには絶対に使えませんね。

 

また、男性の精液にも移行する、と記されています。知らずに性交渉を行なうと大変な事になります。

新型コロナウイルスの治療薬として使うには、医師の説明をしっかり聞かなければいけません。

 

アビガンを製造した「富士フィルム富山化学株式会社」ってどんな会社?

 世界中で猛威を振るうウイルスに、日本製の薬が効果的というのは日本人として誇らしく思います。

 

製造した「富士フイルム富山化学株式会社」とは、どのような会社なのでしょうか。

会社のホームページを閲覧してみました。

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富士フイルム富山化学株式会社ホームページ

http://fftc.fujifilm.co.jp/index.html

 

2018年10月に富士フイルムRIファーマ株式会社富山化学工業株式会社を統合して、社名を富士フイルム富山化学株式会社に変更しています。

二つの会社が統合してできたんですね。

 

富士フイルムRIファーマ株式会社

1968年に第一製薬グループと米国マリンクロット社の合弁会社として設立。

1984年にサイクロトロン1号機設置。

1990年には放射線安全管理において科学技術庁長官賞を受賞しています。(千葉工場)

2006年10月第一製薬(株)より富士フイルム(株)へ全株式譲渡。

 

富山化学工業株式会社

1936年に富山化学工業株式会社を設立。

富山化学研究所の事業を継承します。

1979年 合成ペニシリン製剤「ペントシリン」承認。
1986年 経皮用抗炎症・鎮痛剤「バキソ軟膏」承認。
2014年 抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠200mg」承認。

 2018年 抗リウマチ剤「コルベット錠」日本におけるエーザイによる製造販売承認の承継ならびにエーザイへの販売移管の実施。
富士フイルムの100%子会社化になります。

 

どちらも歴史あるメチャメチャすごい会社。

この2つが統合したんですから最強ですね。

 

日経ビジネスでは「アビガンは中国で既に物質特許は切れており、現地企業へのライセンス契約も解消している」と報じました。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00110/031900010/

 

でも富士フイルム富山化学株式会社の名前は世界に知られることとなり、株価は急上昇しそうな予感です。

(もう上がってる?)

 

世界に誇れる日本企業!これからも応援しています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

www.gogyokan.info