2020年2月4日のクローズアップ現代はとても興味深い話題でした。
タイトルは
「どうする?お金と健康 私たちの医療費は・・・」
というものです。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4380/index.html
ホントにヤバい日本の医療費
日本の医療費はこれから深刻ですよね。
高齢者が増え続けるのに、支える若い人が減るんだから。
年を取れば病気や怪我も増え、医療費はうなぎ登り。
昨年の医療費は過去最高の42兆6000億円でした。
本気で何とかしないと、財政が破綻しますよ。
もうしてるのか?
新型コロナによる大不況で、病院すら行けない時代になるかもしれません。
使いすぎている医療費
上の図は2016年の「1人が使う医療費」です。
平均にすると1人あたり33万9000円。
85歳以上は100万円を超えます。
2019年はもっと上がっているはずです。
番組の結論を先にいうと、
「個人が無駄を減らし、できるだけ病院に行かなくてもいいように、病気を予防して医療費を減らしましょう」
という感じでした。
具体的な取り組み
(1)薬の無駄を減らす
医療費抑制をするために、まずは薬剤費の見直しを紹介していました。
広島市で37万人のデータを分析すると無駄が多かった。
複数の病院に通っている人が多く、それぞれの病院から処方された薬を薬剤師が見てみると、飲み合わせ悪い薬、同じ効果の薬が重複していることがわかりました。
簡単に言うと「薬の飲み過ぎ」。
何軒も病院をハシゴしている人は見直してみる価値ありです。
(2)コンビニ受診を減らす
どこの自治体でも、子育てしやすいように小中学生まで医療費を無償化しています。
しかし番組では、あえて子育て世代を有料化している三田市を取材していました。
無料化にすると受診率が上がり赤字になるのです。
大した症状ではなくても病院に行く、いわゆるコンビニ受診が起きていると予想。
まさにそうなっていることが証明されていました。
タダだから行く。
子どもに関しては、我が家もそうなっています。
でも本当に重症な場合もあります。
どんなときに病院に行けば良いのか。
三田市では24時間対応の「健康医療相談ダイヤル」を設置。
すぐに受診するかどうか聞くことができるようになっていました。
その結果、自分達で考え、健康管理するようになったそうです。三田市の医療費も大幅に減っていました。
(3)生活習慣病を減らすための努力をする
番組には 大阪大学大学院 招へい准教授の野口 緑さんが出演。
自身が保健師さんで、大阪府の7つの自治体とともに保健指導による医療費適正化の効果を教えてくれました。
食事・運動をベースに生活習慣を改めるように指導しています。
兵庫県尼崎市のデータです。1人あたりの医療費の伸び率を全国平均より抑えることができています。
やはり一人一人の意識改革が必要と言えます。
・体に良いものを食べる。(暴飲暴食しない)
・適度な運動をする。
・規則正しい生活をする。
これが基本です。
私の感想
このままでは国民皆保険の制度が崩れる恐れがあります。
そのうち、医療費は10割負担になるかもしれません。
手術したら支払い窓口で、
「入院費と合わせて200万円です」
なんて請求が来たりして・・・。
恐ろしすぎます。
そうならないよう、
国民全員が健康への意識を持ち、自分で治せるものは自分で治すという「セルフメディケーション」が大切なんでしょうね。
でも難しいなあ・・・。
最後まで読んでいただきありがとうございました。